Linuxのデスクトップ環境の一覧と特徴

SereneLinux

どうも、山田ハヤオです。最近全く記事の投稿をしていません。店長が投稿できないような専門的な記事を投稿したいですがなかなか忙しいです。

雑談はこれくらいにして、今回はLinuxのデスクトップ環境についてまとめようと思います。Linuxが初心者の頃はデスクトップ環境を変えるためだけにOSを再インストールしたりしていました。(バカ)

今回の記事は至って真面目で下ネタの無い技術的な記事になっています。
LinuxにはどういうGUIがあるんだろうという方はぜひご覧ください。

この記事の内容はArchLinuxとSereneLinux(Ubuntu bionic)で検証済みです。
また、この記事は2020/02/02当時の情報です。

そもそもデスクトップ環境ってなんだよ

LinuxはWindowsと違って、OSとGUI(タスクバーやスタートメニューなど)が別れています。そのため、サーバとしてLinuxを使う場合はGUIをインストールしません。(CLIと呼ばれるコマンドで操作します)

GUIは「ディスプレイサーバ」で描写されます。Linuxでは現在、「Xorg」が主流です。最近では新しいものとして「Wayland」があるようです。個人的にはまだWaylandは不安定なので当分の間はXorgで良いと思っています。

しかし、ディスプレイサーバはあくまで「GUIを描写する機能を提供」するだけなので、ディスプレイサーバだけではGUIは利用できません。そこでソフトをウィンドウにして表示できるようにするのが「ウィンドウマネージャ」です。ソフトの「最大化」「最小化」「閉じる」などのボタンとその機能を提供するのがウィンドウマネージャです。ウィンドウマネージャは様々な種類があり、「xfwm4」や「i3」「awesome」などが有名です。

しかし、このウィンドウマネージャすらもウィンドウの補助(最大化、閉じるなど)しかしないので、これとは別にタスクバーやスタートメニュー、デスクトップ背景などを提供してくれるソフトが必要です。これらを自力でアプリを入れて構築してもいいですが、大変で面倒な上にそれぞれの連携が取れないため、ウィンドウマネージャを含めこれらをすべてまとめて、簡単に使用できるようにしてくれるソフトウェア郡があります。これがデスクトップ環境です。

デスクトップ環境はあくまでツール郡のため、掛け合わせることもできます。(依存関係などでできない場合もありますが)例えば、タイル型ウィンドウマネージャである「i3」とXfce関連を掛け合わせることもできます。(設定ファイルをいろいろ修正する必要がありますが)

長々と説明しましたが、今回はそんなデスクトップ環境の中から代表的なものをそれぞれいい点と悪い点を紹介しようと思います。

また、今回はアルファベット順で紹介していきます。
もし、間違っている部分がありましたらコメントで指摘していただけると助かります。

Budgie

いきなりマイナーなものになってしまいました。

BudgieはGnomeの技術を使用しているデスクトップ環境で、Solusプロジェクトが中心となって開発されています。

今後はどうやらQtに移行するようですが、2019年11月30日時点ではGTK版のみ公開されています。

Budgieの特徴はなんと言っても「Raven」と呼ばれるパネルです。

通知と制御がまとめられており、Androidの通知エリアのようになっています後述のDeepinはこれがベースになっています。

システムの設定はすべてGnome関連で行うようですね。(ここにも悪の手が…)

Cinnamon

CInnamonは使いにくいGnome3に対抗して作られたデスクトップ環境です。

Gnome3をベースに作られていますが、Gnome2にような操作性を提供してくれます。

個人的な感想ではパネルの設定などが洗練されていなく、まだまだ開発途中のイメージでした。


Mateと似たようなプロジェクトですが、CinnamonのほうはGnome3をベースに、MateはGnome2をベースに開発されているようです。

どちらかというとMateは古いものを維持している感じですかね。(そのぶん安定しています。)最近は新しいものを積極的に取り入れているようです。

採用している主なディストリビューション

  • Cubuntu
  • Linux Mint Cinnamon

Deepin

SereneTeamで一部の人1主に山D氏が強く推しているのがDeepinです。

非常に洗練されたデスクトップを提供してくれます。

Budgieをベースに開発されたようです。

Deepinは他のデスクトップ環境にはないスタイリッシュなデザインが特徴です。

まだマルチモニターとの相性が悪かったり、不安定だったりするのでこれからが楽しみなプロジェクトです。

Deepinは中国発のデスクトップ環境なので危ないとか怪しいとか言う人がいそうですが、オープンソースソフトウェアで悪意あるコードを入れるほど大胆なことをするやつはいないと思います。

Deepinは他のOSでも利用できますが、メインは「Deepin OS」というOSです。

OSND Deepin プロジェクトより引用

Enlightenment

覚えにくい名前ですが、かっちょいいデスクトップ環境を提供してくれます。

(コアなデスクトップを使いたいという人や物好きな人には合うかもしれません。

名前は聞いたことがあるのですが、採用しているディストリビューションを見つけることができませんでした。Arch Linuxでは入れられるそうですね。

山Dがgentooでこれで遊んでました。

Gnome3

Ubuntuでデフォルトで採用されているデスクトップ環境です。

デスクトップ環境の中では重量級ですが、プラグインで拡張することができますが、標準の使い勝手はかなり悪いです。

UbuntuやZorinに搭載されているものはプラグインで使いやすくなっています。

Gnomeプロジェクトは数多くのソフトウェアをリリースしており、他のデスクトップ環境を使用していてもその名前を目にすることが多いです。

(筆者はそれが嫌なのですが、やっぱりいろんなソフトの依存関係になっているので消せないでいます。Orz。)

採用している主なディストリビューション

  • Ubuntu
  • ZorinOS
  • Fedora
GNOMEシェルを示す注目の画像
GNOME公式サイトより引用

LXDE

軽量なデスクトップ環境として有名なLXDEです。

以前はLubutnuで採用されていました。見た目は古く、機能も最小限ですが依存関係が少ないため、軽量を謳っているディストーションには多く採用されています。

カスタマイズのしやすさはXfceやCinnamonと同じレベルではないでしょうか?

歴史が長く、軽量志向のディストリビューションに多く採用されているプロジェクトです。

採用している主なディストリビューション

  • Lubuntu(16.04以前)
  • Basix
  • Watt OS
  • Kona Linux
  • Lxpup
  • Wind OS
「LXDE」の画像検索結果
LXDE Wikipediaより

LXQT

上記のLXDEを現代風にQtで書き直したものです。

Lubuntuは現在はLXQTが採用されています。

従来のLXDEよりも見た目がきれいになり、KDEのアプリケーションとの親和性が高くなりました。

一時期は不安定だの使えないだのと言われていましたが、LXDEより洗練されていてきれいでした。

ただ、Qtに移行したことにより、LXDEよりも少し重いようです。

Lubuntuの現在のデフォルトDEです。

採用している主なディストリビューション

  • Lubuntu
Lxqt公式サイトより引用

Mate

Gnome2から派生したプロジェクトです。

Gnome3になって独自の操作性になってしまったので反発した人たちがフォークしたプロジェクトのようです。

新しい機能などを追加させ、最新の機能と従来の操作性を両立させている堅実なプロジェクトです。

採用している主なディストリビューション

  • Ubuntu mate
  • LinuxMint Mate

Pantheon

名前はマイナーですが、これを搭載したOSは有名です。ElementaryOSに採用されているデスクトップ環境です。DeepinとGnomeを足して割ったようなDEです。軽量なことが売りらしいですが触った感じではXfce4より重く、Gnomeより軽い感じでした。

elementary OS 5.1 Hera desktop
elementary os 公式サイトより

Plasma(KDE)

重量級で有名なデスクトップ環境です。

Qtで書かれているため使えるテーマが少ないという欠点があります。

アニメーション等もゴリゴリ使われているため、重量級のデスクトップ環境になります。

重量なだけあって、かなり豪華な見た目になっています。

スペックに余裕があり、アニメーション等が好きな人はいいかもしれません。

カスタマイズはかなりしやすい部類になると思います。

KDEはGnomeと同じように様々なソフトをリリースしており、KDEで統一されています。しかし、Qtなため依存関係としてKDEのものを使うことはあまり無い気がします。

正確にはKDEというのは大きなプロジェクトの総称であり、その中に様々なソフトウェアやPlasmaといったデスクトップ環境があるようです。(まぁKDEといったら普通はDEを指しますがそのへんは歴史的な事情ということで。)

KDE公式サイトより引用

Xfce4

SereneLinuxでも採用されている軽量なデスクトップ環境です。

カスタマイズがしやすくまたカスタマイズによってはかっこよくすることもできますし、逆に可愛くすることできます。

Xfce4のパネルっという機能がカスタマイズのしやすさに繋がってると思います。

XfceはUnixの「モジュール」という思想を明確に意識して作られており、プラグインによってパネルアイテムなどを自由に拡張することができます。

個人的にはxfcer4-calculator-pluginがめちゃくちゃ使いやすくておすすめです。

パネルが非常に優秀なので、他のウィンドウマネージャ+xfce4-panelという使い方をしている人もいるようです。

SereneLinuxの下の部分と上の部分はパネルで構成されているのでそう考えると軽量である程度のカスタマイズをしたい場合はXfce4が良いと思います。

採用している主なディストリビューション

  • Xubuntu
  • LinuxMint Xfce
  • NN Linux
  • SereneLinux

以下の写真は全てXfce4です。

Xubuntu 19.10 Desktop.png

最後に

いかがだったでしょうか?Linuxには様々なDEがあり、自由に入れ替えて使うことができます。

最後まで見ていただきありがとうございました。間違った情報が合ったらコメントまでお願いします。

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